新潟県新潟市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.1%です。 空き家数は50,100戸、総住宅数は381,800戸です。
新潟市の空き家率(2023年)
13.1%
空き家 50,100戸 / 総住宅数 381,800戸
総務省の区分による新潟市の空き家50,100戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
新潟市の空き家50,100戸のうち25,900戸、全体の51.7%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では21,900戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。募集中の賃貸空室について見ると、都市部ならではの規模です。保養目的の住宅は1.4%で、無視できる範囲です。総住宅数は381,800戸で、空き家率1ポイントは3,818戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。
新潟市の空き家50,100戸のうち、腐朽・破損があるものは14,800戸で、空き家全体の29.5%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
空き家の29.5%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で14,800戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては3.9%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
新潟市の8区を空き家率が高い順に並べています。区名をクリックすると、その区の空き家率・空き家の内訳・空き家率の推移を確認できます。
新潟市の空き家率は2008年の12.3%から 2023年には13.1%へ、 15年間で+0.8ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、新潟県全体は+3.2ポイント動いています。
2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。新潟県全体(+3.2ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−0.3ポイントで、残りの期間で+1.1ポイント動きました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。13.1%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 12.3% | — | −0.8ポイント |
| 2013年 | 12.0% | −0.3ポイント | −1.5ポイント |
| 2018年 | 12.9% | +0.9ポイント | −0.7ポイント |
| 2023年 | 13.1% | +0.2ポイント | −0.7ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
新潟市の人口は、2024年の761,503人から2050年には616,385人(2024年比 −19.1%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
新潟市の空き家率は13.1%で、全国平均の13.8%より 0.7ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると642位(高いほうから約61%の位置)で、低い順では418位にあたります。
新潟県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で12位です。 新潟県全体の空き家率は15.3%で、新潟市はこれより2.2ポイント低くなっています。 新潟県で空き家率が最も高いのは佐渡市(28.0%)、最も低いのは南魚沼市(8.7%)です。
低いほうから見れば約39%の位置で、平均をやや下回ります。新潟県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。新潟県全体をやや下回ります。全国平均との差はごくわずかで、実質的には同水準とみてよい範囲です。新潟県全体では、全国の中位から下位寄りに位置します。2050年の推計人口は2024年比−19.1%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
29.5%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。50,100戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ沖縄県与那原町(13.1%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・新潟県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。