新潟県新潟市北区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で9.5%です。 空き家数は2,940戸、総住宅数は30,980戸です。
新潟市北区の空き家率(2023年)
9.5%
空き家 2,940戸 / 総住宅数 30,980戸
総務省の区分による新潟市北区の空き家2,940戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
新潟市北区の空き家2,940戸のうち1,900戸、全体の64.6%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の31.0%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の33.7%で、動いている住宅は限られます。空き家率が1割前後の地域では、内訳の偏りより戸数の少なさのほうが効いてきます。
新潟市北区の空き家2,940戸のうち、腐朽・破損があるものは800戸で、空き家全体の27.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
27.2%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。「その他の空き家」が大半を占めるだけに、この区分の住宅がそのまま古くなるかどうかが今後の戸数を左右します。人口が明確に減る見通しのなかでは、傷んだ住宅を長く抱えるほど選べる道は狭まります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
新潟市北区の空き家率は2008年の8.3%から 2023年には9.5%へ、 15年間で+1.2ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、新潟県全体は+3.2ポイント動いています。
2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。出発点の8.3%は全国的にも低く、当時は空き家がほとんど問題にならない水準でした。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−2.0ポイントで、残りの期間で+3.2ポイント動きました。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。いまの9.5%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 8.3% | — | −4.8ポイント |
| 2013年 | 6.3% | −2.0ポイント | −7.2ポイント |
| 2018年 | 9.4% | +3.1ポイント | −4.2ポイント |
| 2023年 | 9.5% | +0.1ポイント | −4.3ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
新潟市北区の人口は、2024年の70,155人から2050年には48,757人(2024年比 −30.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
新潟市北区の空き家率は9.5%で、新潟市全体の13.1%より 3.6ポイント低くなっています。 新潟市の8区のなかでは、空き家率が高い順で7位です。 新潟市で空き家率が最も高いのは新潟市中央区(16.4%)、最も低いのは新潟市江南区(9.2%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると131位(高いほうから約75%の位置)で、低い順では45位にあたります。 全国平均の13.8%とは4.3ポイント、新潟県全体の15.3%とは5.8ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。市内で最も空き家率が低い部類の区です。新潟県全体(15.3%)と比べても5.8ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。全国平均を4.3ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。2050年の推計人口は2024年比−30.5%で、住宅の需要そのものが縮んでいきます。
27.2%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。流通している住宅は33.7%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ福岡県福岡市城南区(9.5%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。人口が明確に減る地域では、決断が遅れるほど買い手・借り手の母数は細っていきます。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・新潟県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。