相続登記は 2024年4月 から義務化。正当な理由なく3年以内に登記しないと最大10万円の過料対象です

奈良市(奈良県)の将来推計人口

奈良県奈良市の人口は、2024年の住民基本台帳で347,187人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に271,142人となり、 2024年と比べて−21.9%(−76,045人)と見込まれています。

奈良市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)

−21.9%

2024年 347,187人 → 2050年 271,142人(−76,045人)

2050年までに減少全国 1260位 / 1,897市区町村(減少率が大きい順)奈良県内 32位 / 39市区町村

奈良市の人口データ

2024年の人口(住民基本台帳)
347,187人
2040年の推計人口
302,351人
2050年の推計人口
271,142人
2024年→2050年の増減率
−21.9%
2024年→2050年の増減数
−76,045人
全国順位(減少率が大きい順)
1260位 / 1,897市区町村
奈良県内の順位(減少率が大きい順)
32位 / 39市区町村
奈良県全体の増減率
−27.1%

2割台の減少が見込まれ、全国的にはやや大きめの減り方です。2050年の人口は271,142人という規模です。347,187人という規模では、区や地区ごとに事情がまったく異なります。76,045人という減少数は、そのまま中規模都市ひとつ分にあたります。奈良県は47都道府県のうち減少率が上位のグループにあります。

2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。

奈良市の人口の推移(1995年〜2050年推計)

奈良市の人口は、国勢調査で2000年の374,944人が最も多く、 直近の2020年は354,630人でした。 2050年の推計値271,142人は、2000年と比べて−27.7%にあたります。

人口のピークは2000年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより5.4%低い水準です。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では3.6%減っています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では1.6%減りました。

249,500284,600319,700354,800389,90019952000200520102015202020402050
国勢調査(実績)将来推計(2040・2050年)2024年 住民基本台帳
人口区分前の時点からの増減率
1995年368,039人国勢調査
2000年374,944人国勢調査+1.9%
2005年370,102人国勢調査−1.3%
2010年366,591人国勢調査−0.9%
2015年360,310人国勢調査−1.7%
2020年354,630人国勢調査−1.6%
2040年302,351人将来推計−14.7%
2050年271,142人将来推計−10.3%

国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。

奈良市の社会増減(転入 − 転出)

奈良市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が66,693人、転出が65,058人、 差し引き+1,635人でした。 直近の2024年は216人の転入超過(6年連続)です。 この6年はすべて転入超過でした。

0201920202021202220232024
転入超過(人口が流入)転出超過(人口が流出)
転入者数転出者数社会増減
2019年11,315人11,258人+57人
2020年11,183人11,060人+123人
2021年11,392人10,928人+464人
2022年11,176人10,711人+465人
2023年10,943人10,633人+310人
2024年10,684人10,468人+216人

6年間すべてで転入が転出を上回りました。6年間の社会増は人口1,000人あたり4.7人(差し引き1,635人)で、人を集めているほうの地域です。社会増減の内訳は地区ごとにまったく異なります。6年間ずっと同じ向きで、構造的な動きといえます。

社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。

奈良市の死亡数と相続の発生ペース

奈良市の死亡数は、2023年で4,446人でした。 2024年の人口347,187人に対して、1,000人あたり12.8人にあたります。 2018年の3,773人と比べると+17.8%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、奈良市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。

死亡数
2018年3,773人
2019年3,692人
2020年3,651人
2021年4,004人
2022年4,513人
2023年4,446人

相続をめぐる取引が地域の不動産市場を動かす規模です。直近2023年の死亡数は4,446人、人口1,000人あたりでは12.8人で、全国の中位付近にあたります。2018年と比べると死亡数は17.8%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。2割台の人口減のもとでは、相続された家の一部は市場に戻る余地が残ります。

死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。

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全国・奈良県内での位置づけ

奈良市の2024年→2050年の増減率は−21.9%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1260位(減少率が大きいほうから約66%の位置)で、 人口が保たれる順では638位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、奈良市はこれより 減少率が6.2ポイント大きくなっています。

奈良県内では、39市区町村のうち減少率が大きい順で32位です。 奈良県全体の増減率は−27.1%で、県内で最も減少率が大きいのは東吉野村(−70.6%)、 最も人口が保たれるのは王寺町(−10.1%)です。

将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。

全国では人口が保たれるほうから約34%の位置にあり、減り方は平均より小さめです。奈良県内では人口が保たれるほうから3分の1に入ります。奈良県全体(−27.1%)と比べれば、減り方は小さいほうです。2割台の減少なら、立地のよい住宅の需要は残る可能性があります。ピークから3割程度の減少なら、住宅ストックの過剰は限定的にとどまります。

いまの空き家は募集中の空室が多く、人口減の影響はまず賃貸市場に出ます。市全体の数字と自分の住む地区の実感がずれることも珍しくありません。現時点の空き家は32,160戸で、人口が減る前からすでに存在しています。住宅ストックは189,460戸で、余剰の絶対量が他の自治体と桁で違ってきます。増減率が近い埼玉県鴻巣市(−21.9%)の空き家率は9.5%で、人口の見通しが同じでも住宅の余り方は異なります。

奈良市で家を相続した・空き家を持っている場合

使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。

2割台の減少なら、条件次第で売却も賃貸も現実的です。同じ市内でも地区によって結果がまったく違います。住宅が189,460戸ある地域では、立地と状態の差がそのまま条件に響きます。転入が続く地域では、賃貸に回す選択肢も現実的です。2040年までの減り方は1割程度にとどまります。

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出典

将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」

住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」

総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」

いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201

https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp

将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・奈良県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。