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一関市(岩手県)の空き家率

岩手県一関市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で17.9%です。 空き家数は8,690戸、総住宅数は48,620戸です。

一関市の空き家率(2023年)

17.9%

空き家 8,690戸 / 総住宅数 48,620戸

全国平均より 4.1pt 高い全国 320位 / 1,059市区町村(高い順)

一関市の空き家データ

空き家率
17.9%
空き家数
8,690戸
総住宅数
48,620戸
全国平均(13.8%)との差
+4.1ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
320位 / 1,059市区町村
岩手県内の順位(高い順)
9位 / 19市区町村
岩手県の空き家率(17.3%)との差
+0.6ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による一関市の空き家8,690戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
5,290戸
賃貸用の空き家
3,190戸
売却用の空き家
160戸
二次的住宅(別荘等)
50戸

一関市の空き家8,690戸のうち5,290戸、全体の60.9%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の36.7%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。別荘等はほとんど計上されていません。空き家の戸数としては、住宅ストック全体に影響する規模です。

腐朽・破損がある空き家

一関市の空き家8,690戸のうち、腐朽・破損があるものは2,100戸で、空き家全体の24.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
2,100戸
空き家数に占める割合
24.2%

24.2%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。傷んだ空き家は実数で2,100戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。総住宅数に対しては4.3%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

一関市の空き家率の推移(2008〜2023年)

一関市の空き家率は2008年の14.8%から 2023年には17.9%へ、 15年間で+3.1ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、岩手県全体は+3.3ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から2.6ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−1.6ポイントで、残りの期間で+4.7ポイント動きました。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。17.9%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
一関市岩手県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年14.8%+1.7ポイント
2013年13.2%−1.6ポイント−0.3ポイント
2018年15.3%+2.1ポイント+1.7ポイント
2023年17.9%+2.6ポイント+4.1ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

一関市の人口の見通し

一関市の人口は、2024年の105,505人から2050年には61,196人(2024年比 −42.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

一関市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・岩手県内での位置づけ

一関市の空き家率は17.9%で、全国平均の13.8%より 4.1ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると320位(高いほうから約30%の位置)で、低い順では740位にあたります。

岩手県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で9位です。 岩手県全体の空き家率は17.3%で、一関市はこれより0.6ポイント高くなっています。 岩手県で空き家率が最も高いのは八幡平市(36.1%)、最も低いのは矢巾町(8.4%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。岩手県内では9位で、上位半分に位置します。全国平均との差は4.1ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。岩手県は47都道府県のうち上位のグループにあり、都道府県単位で見ても空き家が多い地域です。17.9%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。2050年の推計人口は2024年比−42.0%と、需要そのものが縮んでいく見通しです。

5,290戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。24.2%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。8,690戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ広島県世羅町(17.9%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

一関市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が大きく減る見通しの地域では、時間が経つほど条件は不利になりやすくなります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・岩手県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。