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陸前高田市(岩手県)の空き家率

岩手県陸前高田市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.3%です。 空き家数は1,160戸、総住宅数は8,090戸です。

陸前高田市の空き家率(2023年)

14.3%

空き家 1,160戸 / 総住宅数 8,090戸

全国平均より 0.5pt 高い全国 527位 / 1,059市区町村(高い順)

陸前高田市の空き家データ

空き家率
14.3%
空き家数
1,160戸
総住宅数
8,090戸
全国平均(13.8%)との差
+0.5ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
527位 / 1,059市区町村
岩手県内の順位(高い順)
14位 / 19市区町村
岩手県の空き家率(17.3%)との差
-3.0ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による陸前高田市の空き家1,160戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
760戸
賃貸用の空き家
360戸
売却用の空き家
20戸
二次的住宅(別荘等)
10戸

陸前高田市の空き家1,160戸のうち760戸、全体の65.5%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の31.0%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。保養目的の住宅は0.9%で、無視できる範囲です。総住宅数は8,090戸で、空き家率1ポイントは81戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。

腐朽・破損がある空き家

陸前高田市の空き家1,160戸のうち、腐朽・破損があるものは120戸で、空き家全体の10.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
120戸
空き家数に占める割合
10.3%

傷みが出ている住宅は10.3%で、多くは外観上の大きな問題がない状態です。傷んだ空き家は実数で120戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては1.5%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

陸前高田市の空き家率の推移(2008〜2023年)

陸前高田市の空き家率は2008年の9.4%から 2023年には14.3%へ、 15年間で+4.9ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、岩手県全体は+3.3ポイント動いています。

2018年の22.3%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。2008年と比べた変化は+4.9ポイントで、地域の住宅事情が大きく動いたことを示します。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

5%10%15%20%25%2008201320182023
陸前高田市岩手県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年9.4%−3.7ポイント
2013年7.1%−2.3ポイント−6.4ポイント
2018年22.3%+15.2ポイント+8.7ポイント
2023年14.3%−8.0ポイント+0.5ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

陸前高田市の人口の見通し

陸前高田市の人口は、2024年の17,226人から2050年には9,617人(2024年比 −44.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

陸前高田市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・岩手県内での位置づけ

陸前高田市の空き家率は14.3%で、全国平均の13.8%より 0.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると527位(高いほうから約50%の位置)で、低い順では533位にあたります。

岩手県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で14位です。 岩手県全体の空き家率は17.3%で、陸前高田市はこれより3.0ポイント低くなっています。 岩手県で空き家率が最も高いのは八幡平市(36.1%)、最も低いのは矢巾町(8.4%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。岩手県内では低いほうから3分の1に入ります。岩手県全体より3.0ポイント低い水準です。岩手県は47都道府県のうち上位のグループにあり、都道府県単位で見ても空き家が多い地域です。岩手県内で最も高い水準とは21.8ポイントの開きがあり、同じ都道府県内でも幅が大きいことが分かります。2050年の推計人口は2024年比−44.2%と、需要そのものが縮んでいく見通しです。

母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。1,160戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は760戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ神奈川県葉山町(14.3%)は別荘等の二次的住宅が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

陸前高田市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が大きく減る見通しの地域では、時間が経つほど条件は不利になりやすくなります。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・岩手県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。