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千代田区(東京都)の空き家率

東京都千代田区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で12.6%です。 空き家数は5,300戸、総住宅数は42,210戸です。

千代田区の空き家率(2023年)

12.6%

空き家 5,300戸 / 総住宅数 42,210戸

全国平均より 1.2pt 低い全国 687位 / 1,059市区町村(高い順)

千代田区の空き家データ

空き家率
12.6%
空き家数
5,300戸
総住宅数
42,210戸
全国平均(13.8%)との差
-1.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
687位 / 1,059市区町村
東京都内の順位(高い順)
7位 / 51市区町村
東京都の空き家率(10.9%)との差
+1.7ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による千代田区の空き家5,300戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
580戸
賃貸用の空き家
3,810戸
売却用の空き家
850戸
二次的住宅(別荘等)
60戸

千代田区の空き家5,300戸のうち3,810戸、全体の71.9%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売却用は16.0%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の10.9%で、内訳の主役はほかの区分です。全国の内訳(その他の空き家42.8%)と比べると、放置型の比重はかなり小さい構成です。総住宅数は42,210戸で、空き家率1ポイントは422戸に相当します。率が1ポイント動けば数百戸規模の増減です。

腐朽・破損がある空き家

千代田区の空き家5,300戸のうち、腐朽・破損があるものは180戸で、空き家全体の3.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
180戸
空き家数に占める割合
3.4%

腐朽・破損が確認された住宅は1割未満で、全国的には少ないほうです。傷んだ空き家は実数で180戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては0.4%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

千代田区の空き家率の推移(2008〜2023年)

千代田区の空き家率は2008年の25.8%から 2023年には12.6%へ、 15年間で−13.2ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、東京都全体は−0.2ポイント動いています。

2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。東京都全体(−0.2ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。12.6%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。

10%15%20%25%30%2008201320182023
千代田区東京都平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年25.8%+12.7ポイント
2013年13.3%−12.5ポイント−0.2ポイント
2018年10.7%−2.6ポイント−2.9ポイント
2023年12.6%+1.9ポイント−1.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

千代田区の人口の見通し

千代田区の人口は、2024年の68,835人から2050年には79,828人(2024年比 +16.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

千代田区の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・東京都内での位置づけ

千代田区の空き家率は12.6%で、全国平均の13.8%より 1.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると687位(高いほうから約65%の位置)で、低い順では373位にあたります。

東京都内では、51市区町村のうち空き家率が高い順で7位です。 東京都全体の空き家率は10.9%で、千代田区はこれより1.7ポイント高くなっています。 東京都で空き家率が最も高いのは豊島区(13.9%)、最も低いのは日の出町(6.9%)です。

低いほうから見れば約35%の位置で、平均をやや下回ります。東京都の市区町村のなかでも指折りの高さです。東京都は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。東京都のなかで最も空き家率が高い豊島区(13.9%)との差は1.3ポイントで、県内の上位とほぼ肩を並べます。東京都全体を1.7ポイント上回ります。人口は2050年に向けて増える見通し(2024年比+16.0%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。

建物の傷みが少ない地域なので、状態のよい家は比較的評価されやすいといえます。87.9%が市場に出ており、空き家の多さがそのまま放置の多さを意味しない地域です。行き先の決まっていない住宅は580戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県春日井市(12.6%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

千代田区で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。行き先未定の住宅が少ない地域では、売る・貸すの判断そのものは比較的つけやすいといえます。建物の傷みが少ない地域なので、現状のまま貸す・売る選択も取りやすいといえます。流通の活発な地域では、同じような物件が並ぶぶん、条件の差が結果に直結します。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・東京都内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。