福岡県筑紫野市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で7.8%です。 空き家数は3,670戸、総住宅数は46,770戸です。
筑紫野市の空き家率(2023年)
7.8%
空き家 3,670戸 / 総住宅数 46,770戸
総務省の区分による筑紫野市の空き家3,670戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
筑紫野市の空き家3,670戸では、賃貸用の空室が1,810戸(49.3%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。別荘等はほとんど計上されていません。売却用は6.5%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の55.9%で、流通は比較的活発なほうです。空き家率7.8%という低さのもとでは、この内訳の差が住宅事情を大きく左右することはありません。
筑紫野市の空き家3,670戸のうち、腐朽・破損があるものは860戸で、空き家全体の23.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
23.4%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。人口の減り方が緩やかな地域では、住宅の状態を保っておく価値は残ります。募集中の空室が多いぶんだけ、最低限の手入れがされた住宅の比率も高くなります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
筑紫野市の空き家率は2008年の10.8%から 2023年には7.8%へ、 15年間で−3.0ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、福岡県全体は−1.3ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より1.3ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。2008年と比べた変化は−3.0ポイントで、当時より水準ははっきり下がりました。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 10.8% | — | −2.3ポイント |
| 2013年 | 7.2% | −3.6ポイント | −6.3ポイント |
| 2018年 | 9.1% | +1.9ポイント | −4.5ポイント |
| 2023年 | 7.8% | −1.3ポイント | −6.0ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
筑紫野市の人口は、2024年の106,375人から2050年には97,302人(2024年比 −8.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
筑紫野市の空き家率は7.8%で、全国平均の13.8%より 6.0ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると1002位(高いほうから約95%の位置)で、低い順では58位にあたります。
福岡県内では、47市区町村のうち空き家率が高い順で41位です。 福岡県全体の空き家率は12.4%で、筑紫野市はこれより4.6ポイント低くなっています。 福岡県で空き家率が最も高いのは川崎町(31.0%)、最も低いのは須恵町(5.6%)です。
全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。福岡県内では低いほうに位置します。全国平均を6.0ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。7.8%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅13戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。2050年の推計人口は2024年比−8.5%で、人口はおおむね保たれる見通しです。
23.4%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。46,770戸の住宅を抱える規模では、率の1ポイントが468戸の重みを持ちます。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ沖縄県浦添市(7.8%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。人口がおおむね保たれる見通しであることは、貸す・売るのいずれにも追い風です。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。46,770戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・福岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。