福岡県須恵町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で5.6%です。 空き家数は670戸、総住宅数は11,890戸です。
須恵町の空き家率(2023年)
5.6%
空き家 670戸 / 総住宅数 11,890戸
総務省の区分による須恵町の空き家670戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
須恵町の空き家670戸は、その他の空き家330戸・賃貸用310戸・売却用20戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。その他の空き家は、地区ごとに数えられる規模です。募集中の賃貸空室について見ると、賃貸市場としてはごく小さな規模です。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の49.3%で、内訳のおおむね半分を占めます。空き家の戸数としては、地域全体で見れば把握できる規模です。
須恵町の空き家670戸のうち、腐朽・破損があるものは200戸で、空き家全体の29.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
空き家の29.9%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で200戸あり、個別に把握できる範囲です。人口がほぼ横ばいで推移する見通しであれば、住宅の需要も大きくは崩れません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
須恵町の空き家率は2008年の8.8%から 2023年には5.6%へ、 15年間で−3.2ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、福岡県全体は−1.3ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より1.1ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。2008年と比べた変化は−3.2ポイントで、当時より水準ははっきり下がりました。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 8.8% | — | −4.3ポイント |
| 2013年 | 8.0% | −0.8ポイント | −5.5ポイント |
| 2018年 | 6.7% | −1.3ポイント | −6.9ポイント |
| 2023年 | 5.6% | −1.1ポイント | −8.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
須恵町の人口は、2024年の29,307人から2050年には28,983人(2024年比 −1.1%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
須恵町の空き家率は5.6%で、全国平均の13.8%より 8.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると1052位(高いほうから約99%の位置)で、低い順では8位にあたります。
福岡県内では、47市区町村のうち空き家率が高い順で47位です。 福岡県全体の空き家率は12.4%で、須恵町はこれより6.8ポイント低くなっています。 福岡県で空き家率が最も高いのは川崎町(31.0%)、最も低いのは須恵町(5.6%)です。
全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。福岡県の47市区町村のなかでは、最も低い自治体です。全国平均を8.2ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。5.6%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅18戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。2050年の推計人口は2024年比−1.1%と、ほぼ横ばいで推移する見通しです。
29.9%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。670戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は330戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ兵庫県稲美町(5.7%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。人口が横ばいで推移する見通しの地域では、時間をかけて条件を探る余地もあります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・福岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。