大阪府堺市北区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で12.9%です。 空き家数は11,010戸、総住宅数は85,180戸です。
堺市北区の空き家率(2023年)
12.9%
空き家 11,010戸 / 総住宅数 85,180戸
総務省の区分による堺市北区の空き家11,010戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
堺市北区の空き家11,010戸のうち6,780戸、全体の61.6%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。別荘等はほとんど計上されていません。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の63.6%で、動いている住宅が多数派です。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の36.0%で、ほかの区分と分け合う配分になります。総住宅数は85,180戸で、空き家率1ポイントは852戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。
堺市北区の空き家11,010戸のうち、腐朽・破損があるものは3,640戸で、空き家全体の33.1%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
空き家の33.1%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で3,640戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては4.3%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
堺市北区の空き家率は2008年の11.8%から 2023年には12.9%へ、 15年間で+1.1ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、大阪府全体は−0.2ポイント動いています。
2013年の14.3%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは+2.5ポイントで、その後の動きは−1.4ポイントです。県全体の動きをやや上回るペースでした。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。12.9%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 11.8% | — | −1.3ポイント |
| 2013年 | 14.3% | +2.5ポイント | +0.8ポイント |
| 2018年 | 13.6% | −0.7ポイント | ±0.0ポイント |
| 2023年 | 12.9% | −0.7ポイント | −0.9ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
堺市北区の人口は、2024年の156,441人から2050年には141,019人(2024年比 −9.9%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
堺市北区の空き家率は12.9%で、堺市全体(12.9%)とほぼ同水準になっています。 堺市の7区のなかでは、空き家率が高い順で3位です。 堺市で空き家率が最も高いのは堺市堺区(16.7%)、最も低いのは堺市美原区(8.4%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると71位(高いほうから約41%の位置)で、低い順では105位にあたります。 全国平均の13.8%とは0.9ポイント、大阪府全体の14.2%とは1.3ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
高いほうから約41%の位置にあり、平均をやや上回ります。3位という順位は、市内では上位半分にあたります。大阪府は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。大阪府内で最も高い柏原市(20.8%)とは7.9ポイントの差があります。大阪府全体をやや下回ります。2050年の推計人口は2024年比−9.9%と、減り方は全国的に見れば緩やかです。
33.1%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。11,010戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県名古屋市名東区(12.9%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。人口の減り方が限定的なら、需要が急に消えるわけではありません。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。市場に出ている住宅が多数を占める地域では、価格や賃料の相場も比較的つかみやすくなります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・大阪府内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。