静岡県浜松市西区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で12.8%です。 空き家数は5,970戸、総住宅数は46,510戸です。
浜松市西区の空き家率(2023年)
12.8%
空き家 5,970戸 / 総住宅数 46,510戸
総務省の区分による浜松市西区の空き家5,970戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
浜松市西区の空き家5,970戸の内訳では「その他の空き家」が3,190戸(53.4%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。別荘やセカンドハウスの比重が13.2%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。空き家の32.3%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。総住宅数は46,510戸で、空き家率1ポイントは465戸に相当します。率が1ポイント動けば数百戸規模の増減です。
浜松市西区の空き家5,970戸のうち、腐朽・破損があるものは1,230戸で、空き家全体の20.6%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
20.6%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。傷んだ空き家は実数で1,230戸あり、面的な対策が前提になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
浜松市西区の空き家率は2008年の6.6%から 2023年には12.8%へ、 15年間で+6.2ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、静岡県全体は+2.5ポイント動いています。
前回調査からは0.8ポイント上がっており、増加の流れは続いています。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。静岡県全体(+2.5ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。12.8%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 6.6% | — | −6.5ポイント |
| 2013年 | 12.7% | +6.1ポイント | −0.8ポイント |
| 2018年 | 12.0% | −0.7ポイント | −1.6ポイント |
| 2023年 | 12.8% | +0.8ポイント | −1.0ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
浜松市西区の空き家率は12.8%で、浜松市全体(12.8%)とほぼ同水準になっています。 浜松市の7区のなかでは、空き家率が高い順で4位です。 浜松市で空き家率が最も高いのは浜松市天竜区(27.0%)、最も低いのは浜松市浜北区(7.5%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると73位(高いほうから約42%の位置)で、低い順では103位にあたります。 全国平均の13.8%とは1.0ポイント、静岡県全体の16.7%とは3.9ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
高いほうから約42%の位置にあり、平均をやや上回ります。市内の区のなかでは下位半分で、突出した水準ではありません。静岡県内で最も高い熱海市(53.4%)とは40.6ポイントの差があります。静岡県全体より3.9ポイント低い水準です。全国平均との差はごくわずかで、実質的には同水準とみてよい範囲です。
流通している住宅は33.3%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。20.6%の住宅が傷んでいる地域では、状態のよさそのものが強みになります。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ新潟県新潟市西蒲区(12.8%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。緩やかに上がってきた地域では、いまの水準が定着するかどうかが分かれ目です。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。46,510戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。過半が行き先未定の地域では、同じ悩みを抱えた家が周囲にも多くあります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・静岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。