静岡県浜松市東区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.3%です。 空き家数は6,080戸、総住宅数は58,990戸です。
浜松市東区の空き家率(2023年)
10.3%
空き家 6,080戸 / 総住宅数 58,990戸
総務省の区分による浜松市東区の空き家6,080戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
浜松市東区の空き家6,080戸のうち3,790戸、全体の62.3%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の30.8%で、内訳のなかでは控えめな比重です。放置型の比重は全国の平均像より軽く、市場に出ている住宅の割合が高めです。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の66.0%で、動いている住宅が多数派です。空き家率が1割前後の地域では、内訳の偏りより戸数の少なさのほうが効いてきます。
浜松市東区の空き家6,080戸のうち、腐朽・破損があるものは840戸で、空き家全体の13.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
13.8%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。総住宅数に対しては1.4%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。賃貸用の空室が中心の場合、管理会社が入っている住宅も多く、傷みの割合は低めに出やすい傾向があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
浜松市東区の空き家率は2008年の7.2%から 2023年には10.3%へ、 15年間で+3.1ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、静岡県全体は+2.5ポイント動いています。
2018年の11.2%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。出発点の7.2%は全国的にも低く、当時は空き家がほとんど問題にならない水準でした。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは+3.3ポイントで、その後の動きは−0.2ポイントです。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。いまの10.3%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 7.2% | — | −5.9ポイント |
| 2013年 | 10.5% | +3.3ポイント | −3.0ポイント |
| 2018年 | 11.2% | +0.7ポイント | −2.4ポイント |
| 2023年 | 10.3% | −0.9ポイント | −3.5ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
浜松市東区の空き家率は10.3%で、浜松市全体の12.8%より 2.5ポイント低くなっています。 浜松市の7区のなかでは、空き家率が高い順で6位です。 浜松市で空き家率が最も高いのは浜松市天竜区(27.0%)、最も低いのは浜松市浜北区(7.5%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると119位(高いほうから約68%の位置)で、低い順では57位にあたります。 全国平均の13.8%とは3.5ポイント、静岡県全体の16.7%とは6.4ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。市内で最も空き家率が低い部類の区です。静岡県全体(16.7%)と比べても6.4ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。全国平均を3.5ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。
66.0%が売買・賃貸の対象で、流通は活発なほうです。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。傷みのある住宅が一定数あるため、状態を保っているかどうかが比較の分かれ目になります。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ神奈川県横浜市保土ケ谷区(10.3%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。放置型が少数派の地域なら、周囲に似た事情の家はそれほど多くありません。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。市場に出ている住宅が多数を占める地域では、価格や賃料の相場も比較的つかみやすくなります。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・静岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。