京都府京都市左京区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で11.4%です。 空き家数は11,170戸、総住宅数は97,780戸です。
京都市左京区の空き家率(2023年)
11.4%
空き家 11,170戸 / 総住宅数 97,780戸
総務省の区分による京都市左京区の空き家11,170戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
京都市左京区の空き家11,170戸の内訳では「その他の空き家」が5,930戸(53.1%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。売りにも貸しにも出ていない住宅は、全国でも上位の量です。空き家の41.4%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。総住宅数は97,780戸で、空き家率1ポイントは978戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。
京都市左京区の空き家11,170戸のうち、腐朽・破損があるものは3,300戸で、空き家全体の29.5%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
空き家の29.5%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で3,300戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。人口の減り方が緩やかな地域では、住宅の状態を保っておく価値は残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
京都市左京区の空き家率は2008年の15.5%から 2023年には11.4%へ、 15年間で−4.1ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、京都府全体は±0.0ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より0.4ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。京都府全体(±0.0ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 15.5% | — | +2.4ポイント |
| 2013年 | 13.9% | −1.6ポイント | +0.4ポイント |
| 2018年 | 11.8% | −2.1ポイント | −1.8ポイント |
| 2023年 | 11.4% | −0.4ポイント | −2.4ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
京都市左京区の人口は、2024年の150,504人から2050年には143,486人(2024年比 −4.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
京都市左京区の空き家率は11.4%で、京都市全体の12.5%より 1.1ポイント低くなっています。 京都市の11区のなかでは、空き家率が高い順で9位です。 京都市で空き家率が最も高いのは京都市東山区(16.4%)、最も低いのは京都市右京区(10.2%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると101位(高いほうから約58%の位置)で、低い順では75位にあたります。 全国平均の13.8%とは2.4ポイント、京都府全体の13.1%とは1.7ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
低いほうから見れば約43%の位置で、平均をやや下回ります。同じ市の区と比べると低いほうに位置します。平均より2.4ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。京都府は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。全国平均をやや下回る水準で、極端な余剰ではありません。2050年の推計人口は2024年比−4.7%で、人口はおおむね保たれる見通しです。
29.5%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。5,930戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ北海道札幌市西区(11.4%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。人口がおおむね保たれる見通しであることは、貸す・売るのいずれにも追い風です。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。全国平均をやや下回る地域では、周辺の相場を見ながら条件を決めることになります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・京都府内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。