愛知県美浜町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で19.8%です。 空き家数は2,240戸、総住宅数は11,300戸です。
美浜町の空き家率(2023年)
19.8%
空き家 2,240戸 / 総住宅数 11,300戸
総務省の区分による美浜町の空き家2,240戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
美浜町の空き家2,240戸では、賃貸用の空室が1,070戸(47.8%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。二次的住宅が2.2%あり、居住目的以外の住宅も少し混じります。実数では990戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、周辺の市町村と比べても目立つ量ではありません。売却用は5.4%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。総住宅数は11,300戸で、空き家率1ポイントは113戸に相当します。率の細かい上下は幅を持って見る必要があります。
美浜町の空き家2,240戸のうち、腐朽・破損があるものは390戸で、空き家全体の17.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
17.4%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。傷んだ空き家は実数で390戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。募集中の空室が多いぶんだけ、最低限の手入れがされた住宅の比率も高くなります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
美浜町の空き家率は2008年の12.8%から 2023年には19.8%へ、 15年間で+7.0ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、愛知県全体は+0.8ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。愛知県全体(+0.8ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。19.8%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 12.8% | — | −0.3ポイント |
| 2013年 | 15.6% | +2.8ポイント | +2.1ポイント |
| 2018年 | 18.9% | +3.3ポイント | +5.3ポイント |
| 2023年 | 19.8% | +0.9ポイント | +6.0ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
美浜町の人口は、2024年の20,560人から2050年には14,086人(2024年比 −31.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
美浜町の空き家率は19.8%で、全国平均の13.8%より 6.0ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると219位(高いほうから約21%の位置)で、低い順では841位にあたります。
愛知県内では、50市区町村のうち空き家率が高い順で3位です。 愛知県全体の空き家率は11.8%で、美浜町はこれより8.0ポイント高くなっています。 愛知県で空き家率が最も高いのは南知多町(22.7%)、最も低いのは東郷町(6.2%)です。
高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。愛知県の市区町村のなかでも指折りの高さです。愛知県全体(11.8%)を8.0ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。全国平均を6.0ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。愛知県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。2050年の推計人口は2024年比−31.5%で、住宅の需要そのものが縮んでいきます。
11,300戸という住宅ストックでは、率だけの比較には限界があります。2,240戸の空き家があれば、地区ごとの状況の違いも大きく出ます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ長野県諏訪市(19.8%)は複数の区分が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。人口が明確に減る地域では、決断が遅れるほど買い手・借り手の母数は細っていきます。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・愛知県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。