兵庫県神戸市垂水区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で12.4%です。 空き家数は13,470戸、総住宅数は108,310戸です。
神戸市垂水区の空き家率(2023年)
12.4%
空き家 13,470戸 / 総住宅数 108,310戸
総務省の区分による神戸市垂水区の空き家13,470戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
神戸市垂水区の空き家13,470戸のうち7,930戸、全体の58.9%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。保養目的の住宅は1.1%で、無視できる範囲です。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の34.1%で、ほかの区分と分け合う配分になります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の64.7%で、動いている住宅が多数派です。総住宅数は108,310戸で、空き家率1ポイントは1,083戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。
神戸市垂水区の空き家13,470戸のうち、腐朽・破損があるものは1,380戸で、空き家全体の10.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
傷みが出ている住宅は10.2%で、多くは外観上の大きな問題がない状態です。総住宅数に対しては1.3%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。賃貸用の空室が中心の場合、管理会社が入っている住宅も多く、傷みの割合は低めに出やすい傾向があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
神戸市垂水区の空き家率は2008年の16.0%から 2023年には12.4%へ、 15年間で−3.6ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、兵庫県全体は+0.5ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より1.6ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。兵庫県全体(+0.5ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 16.0% | — | +2.9ポイント |
| 2013年 | 12.8% | −3.2ポイント | −0.7ポイント |
| 2018年 | 14.0% | +1.2ポイント | +0.4ポイント |
| 2023年 | 12.4% | −1.6ポイント | −1.4ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
神戸市垂水区の人口は、2024年の210,779人から2050年には163,753人(2024年比 −22.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
神戸市垂水区の空き家率は12.4%で、神戸市全体の13.9%より 1.5ポイント低くなっています。 神戸市の9区のなかでは、空き家率が高い順で6位です。 神戸市で空き家率が最も高いのは神戸市兵庫区(24.7%)、最も低いのは神戸市東灘区(10.6%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると84位(高いほうから約48%の位置)で、低い順では92位にあたります。 全国平均の13.8%とは1.4ポイント、兵庫県全体の13.8%とは1.4ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
全体のちょうど中間あたりに位置します。同じ市の区と比べると低いほうに位置します。平均より1.4ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。兵庫県は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。全国平均をやや下回る水準で、極端な余剰ではありません。2050年の推計人口は2024年比−22.3%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。傷んだ住宅が10.2%にとどまるぶん、手入れされた家との差はつきにくくなります。13,470戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ福岡県北九州市小倉南区(12.4%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。市場に出ている住宅が多数を占める地域では、価格や賃料の相場も比較的つかみやすくなります。行き先未定が3分の1を超える環境では、決め手は建物の状態になります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・兵庫県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。